こんにちは。福岡県大川市にある桐里工房です。
梅雨に入ると、家の中の空気が重く感じられる日が増えてきます。
押し入れや納戸を開けたときに、こもったにおいがしたり、長く閉めていた引き出しの中が気になったりすることはありませんか?
桐タンスは、着物や和服、大切な書類などをしまう家具として昔から使われてきました。
桐は湿度の変化をやわらげやすい素材とされていますが、何も手入れをしなくても安心というわけではありません。
梅雨時期は湿気がたまりやすく、置き場所や使い方によってはカビやにおいにつながる場合があります。まずは梅雨に状態を見直してみることが大切です。
桐は湿度を整えやすい
桐タンスが着物や和服の保管に使われてきた理由のひとつに、桐材の調湿性があります。
桐材は内部に空気を含み、周囲の湿度に合わせて湿気を吸ったり放ったりする性質があるとされています。
そのため、湿気に弱い着物、たとう紙を含む紙類などをしまう家具として、長く親しまれてきました。
🌿 桐の良さを活かす考え方
ただし、桐の良さを活かすには、タンスの中や周囲に空気が通る状態を保つことが大切です。
引き出しを何年も閉めたままにしていると、中の空気が動きにくくなり、湿気やにおいがこもる原因になります。
梅雨に湿気がこもる理由
梅雨時期は、外の湿度が高くなるだけでなく、室内にも湿気が残りやすくなるもの。
特に、桐タンスを壁にぴったり付けている場合は、背面に空気が通りにくく通りにくくなり、湿気がこもりやすくなります。
また、窓際では結露や雨の吹き込み、押し入れや納戸など換気しにくい場所に置いたままになっている場合も注意が必要です。
✅ 引き出しを長く開けていない
✅ 壁とのすき間がほとんどない
✅ 窓や外壁に近い場所に置いている
✅ 押し入れや納戸の奥に入れたまま
✅ 中身を詰め込みすぎている
桐タンスは湿気に強い印象を持たれやすい家具ですが、木製家具である以上、湿気がこもった状態が続けばカビや黒ずみ、においが出ることがあります。
梅雨時期には、外側だけでなく、引き出しの中や奥のにおいも確認しておきましょう。
梅雨にできる保管のコツ
湿気対策というと、すぐに除湿剤を思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろん除湿剤を使う方法もありますが、まず見直したいのは、桐タンスのまわりに空気が通る状態を作ることです。
壁との間に少し隙間を空けるだけでも、桐箪笥の背面に湿気がこもるのを防げます。
また、晴れた日や湿度の低い日に日蔭ぼしをすることで、中の空気をスムーズに入れ替えることができます。
🧺 詰め込みすぎにも注意
着物や和服、たとう紙、書類などをぎっしり入れていると、引き出しの中の空気が動きにくくなります。
✅ 中身を詰め込みすぎない
✅ たとう紙の湿りや変色を見る
✅ 除湿剤の交換時期を確認する
✅ 直射日光が長く当たる場所を避ける
においや黒ずみ、カビのような変化がある場合は、状態を見てもらうことが大切です。
古い桐タンスは、洗い直しや補修で使い続けられる場合があります。
古い桐タンスを活かす
梅雨前の湿気対策は、桐タンスを長く使うための見直しにもつながります。
カビ、におい、黒ずみ、引き出しの動きにくさがあっても、洗い直しや補修を行い、再び使える形に整えることが可能です。
桐タンスは、一つひとつ木の状態や傷み方が異なります。
そのため、古い桐箪笥は状態を見ながら手を入れることが大切です。昔の桐タンスには、現在では再現に手間と時間がかかる技法が使われているものもあり、古いからこそ安心して活用できる場合があります。
桐里工房は、福岡県大川市にある桐タンス・桐家具の製造元です。
100年以上受け継いできた伝統技術をもとに、 古い桐タンスや木製家具の修理・更生・リメイクに対応しています。100%天然素材を使用し、洗浄、殺菌、防カビ、補修、塗り、金具打ちなどの工程をすべて手作業で進めています。
福岡市、北九州市、久留米市をはじめ、佐賀市、武雄市、嬉野市周辺で、古い桐タンスの湿気やカビ、においにお困りの方は、一度状態を見直してみてください。
大切な桐箪笥をこれからも使える形にできるか、ご相談ください。